▼ 住宅ローンの金利
預金連動型住宅ローン
他の住宅ローンの仕組みとは違い、特徴的でちょっと変わっている預金連動型住宅ローン。この預金連動型住宅ローンの最大の特徴は、住宅ローン残高から預金残高を引いた金額のみに金利がかかるというところです。
このローンは、変動型金利で金利の設定は多少高いものの、預金をすることで繰上げ返済する場合と同じ利息の軽減ができます。手元に預金を積み上げながら、金利の軽減を計れる為、急な出費への備えに困ることもありません。
さらに、金利の変動のリスクにも預金を増やすことで、自らある程度コントロールできるところが嬉しい。また預金を増やして、金利の軽減を図っても、借り入れの元金は減らない為、金利がかからない部分であっても、住宅ローン控除が適応されます。
この場合、預金に利息はつきませんが、0.1%に満たない利息をもらうより、3%の金利の軽減とさらに1%の住宅ローン控除の方がお得であることはすぐにわかります。
住宅ローンの金利軽減と、変動金利に対するリスクマネージメント、さらに資産形成が同時に行える合理的な住宅ローンといってよいでしょう。
個人的にはこのローンかなりいいかと思い資料請求もしてみました。
確かにこの仕組みは画期的で、お得に見えましたが、他行の変動金利のローンと比較する必要性を大いに感じました。
一見低いと思われる金利に、通常含まれる事務経費が含まれていなかったり、例外項目が多数見られたり。本当に画期的でいいシステムだとは思いますが、預金が有り、このタイプのローンをお考えの方は、資料の隅から隅まで目を通し、金利と経費、借換えや金利やローンのタイプ変更に対する柔軟性を他行ときっちり見比べることをお勧めします。