夫婦合算の収入と、どの程度の期間のローンを検討しているのかによって、貯金の重要性は変わってくると思います。
頭金の相場は通常、二割程度が普通といわれていますが、最近は特にそれにとらわれる必要はないでしょう。
もちろんローンの金利のムダを減らす為には頭金が大いに越したことはありませんが、そこも、それだけにとらわれてはいけません。
頭金を一概にいくらとは言えません。もし、だんなさんの収入だけでローンを払い、生活ができるのであれば、貯金の割合的には多めに頭金に当ててもいいと思いますが、二人の収入を合算して、ローンを組むのであれば、金利のムダより、貯金を優先したほうがいいと思われます。
貯金と頭金のバランスを考えるうえでのポイントは「いざという時に対処できる貯金は確保する! 」ことです。
子供はお考えですか?出産費用や育児にもお金がかかります。お仕事は今の収入をずっと保証してくれますか?いざ、会社の倒産で失業など予期せぬ事態に対処できますか?自動車や保険、ゆくゆくは老後資金まで、積立や生活の維持は万全にできますか?
何かあったときに首が回らなくなっては元も子もありません。
ローンを組む場合、低金利で低額の借入で早期完済。これが金銭面では何よりも安く上がる鉄則ですが、それで「生活が危うくなった!」では意味がありません。
住宅購入の本質を見失わないよう、「金利のムダ!だから貯金をはたく!」などと固執はせず、「今は貯金も残して、頭金は少なめに、また貯金が貯まったら繰り上げ返済だ。」等と考え方を広げてみてはいかがでしょう??頭金もローンも無理は禁物です!