一般的に変動金利は金利が若干低く、固定金利は高めに設定されています。
普通に考えれば、金利の低い変動金利の方が有利に見えますが、数年に一度、契約更新時に金利の見直しがあり、その時店の金融情勢を反映するので、いつまでも低い金利で借りられる保証はありません。
今後、日本の景気が上昇すれば、当然金利も上がります。
そのため、どちらがいいとは断言できません。
金利プランの選択は基本的に以下のようになっています。
▲これから金利の上昇が予想される場合は固定金利プラン。
→金利が上昇した場合、低金利での返済で済みます。金利低下した場合は、過払いのリスクがあります。返済計画は立てやすい。変動金利のローンより安全だと考えられる為、高金利に設定されている。
▼これから金利の下降が予想される場合は変動金利プラン。
→金利が上昇した場合、金利の支払いが増えていきます。金利が低下した場合、金利負担はどんどん減ります。返済計画が立てづらい。固定金利のローンよりリスキーだと考えられる為、低金利に設定されている。
このように、どちらにも利点とリスクはあります。誰も明日の事はわかりません。そのため、最近ではそのリスクを回避しやすく設計されている住宅ローン商品が多く存在します。そんなリスク回避のための多様な商品を選ぶコツとして、
・金利プラン見直しに手数料がかからないものを選択すること。
・固定と変動、一年毎など、まめにコース変更が可能な商品を選ぶこと。
をお勧めします。変動金利でも、固定にすぐ切り替えが可能であれば、危険を察知し切り替えることで、痛手を最小限にくい止められたり、固定金利でも、過払いを感じてすぐに切り替えられたら、過払いも小さく済む場合があります。
さらに、このように金利プランの縛りが少なく、フットワークの軽い金融商品であれば、優遇金利のサービス等も有効に受けることができるでしょう。